戸田光太郎の2000年日記
- 2000年2月23日
2000年
2月23日(水)
- 東京と交信。
シンガポールから連絡がある。東京からのファックスが効いたのだと思う。来週
にでも会いたいということだが、それは出来ない。コンサルの仕事はあるし、旅
券はホーム・オフィスが預かっている。3月の第二週以降でないと不可能、と伝え
た。
金曜日の国際電話会議をサラとアレンジ。
来週の木曜日に元上司Sと会うことになる。
アムステルダムの日系テレビ局に久々連絡。仕事を頼まれる。
インターネット系のヘッドハント話が入ってくる。調べてみると社長が大企業天
下り系で悪相。最悪だ。やめ、やめ。
PHO「Voice」編集部Iさんより美しい絵葉書。嬉しい。このチャーミングな女性
編集者は僕より二回りは若いが、しっかりしている。編集は天職ではないのだろ
うか、本人がどう考えているかは知らないが。まず、読書量が半端ではない。映
画もよく見ている。屈託がない。拙著「欧州の路上で」を読んで即座に版元に問い
あわせ、無名の著者である僕に原稿依頼してくれた。このフットワーク。そして
東京に出張した折りに挨拶すると色々と好きな本の情報交換ができて楽しかっ
た。で、その時話題にした本を数冊、早速ロンドンまで送ってくれたのだ。書き
手を見出し、その者の興味のありそうな分野の本を送って刺激する、というよう
なことを、ほとんど本能的にこなしている。そういう編集者は昨今、払底してい
る。
Born to be an editor.
出世する人だろうな。でも、管理職になるのは嫌うかもしれない。
彼女がお勧めしてくれた「セントラル・ステーション」という映画はまだ見てない。
彼女、「季節の中で」は見ただろうか?
リエが帰ってくる。暴行を受けたMさんと昼食したという。僕は英国ニュース・ダ
イジェストに連絡し、この件を取り上げて在英国日本人女性に注意を喚起するこ
とを提案する。
ステーキを焼いて食べた。ボジョレーを飲んでしまう。
意志薄弱な人間だ。
明日から仕切り直し。365日仕切り直しするのではないかという恐怖がある
が。
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