戸田光太郎の2000年日記

2000年2月11日 

2000年
2月11日(金)

夜、金曜日らしく、きちんとした格好でリエと出掛ける。
「与志野」で食事し、中華街の装飾を眺めてからトッテナム・コート・ロードまで歩
く。ドミニオン劇場のバレー「Swan Lake 白鳥の湖」を観劇。新解釈「シンデレラ」
も良かったマシュー・バーンの演出と振り付けで、お話がゲイ版スワンになってい
る。色々な仕掛けが楽しい。山海塾のような白塗り裸踊りは少々クドかったが、
とても楽しめた。主演のアダム・クーパーが反町のGTOみたいな不良で魅力があ
る。日本人女性バレリーナが一人混じっていた。NAMI TOMOTANIとク
レジットされていた。劇団四季の人らしい。異国で頑張って偉い。
家の近くのパブでリエと劇のことを話していると、隣の男一人、女二人組みが話
し掛けてきた。三人ともロシア人だというのだが、男の子は日本人と同じ顔つき
なのである。彼は両親がモンゴル系のロシア人で、ずっとブラジルにいたそう
だ。ポルトガル語だけでなく、イタリア語、スペイン語が話せるのに驚く。当然
ロシア語と、我々と交わした英語も達者だ。
世の中には色々な人間がいる。
そしてロンドンはとてつもなくコスモポリタンだ。
就寝前に、青木雄二「ボロ儲け経済学」読了。○。青木はマルクスとドストエフス
キー以外は信じないというオモロいオジサンである。それにしても、新宿の東京
都庁の嵌め殺しガラス窓を拭くのに年間12億円かかるとは知らなかった。ビル
全体の維持費は年間66億円。石原慎太郎都知事、この鈴木の負の遺産、大丈夫
かい?




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