戸田光太郎の21世紀日記 2001年
- 2001年2月8日〜13日
2001年
2月8日(水)
- 夜、ワインを飲みすぎた。
石原慎太郎と田原総一郎「勝つ日本」読了。○。
2月9日(木)
二日酔い。
リエと待ち合わせて高島屋4Fの飲茶屋で食事。旨い。しかし、注文を間違えた。
ディムサムに集中した方が良かった。
2月10日(金)
同僚の中華系女子新入社員がレストランに詳しいというので、リエをクラーク・
キーの地中海レストランに連れて行く。雰囲気はいいし、旨いが、「レ・ザミ」ほ
ど手がこんでいない。リエもそれほど感動した様子ではない。確かに値段もあち
らは倍なのだが。
ボート・キーまで散策して、JAZZパブで一杯飲んでからこの混雑時としては奇跡
的にタクシーを拾って帰還する。
2月11日(土)
飲酒読書。北野武「余生」△、佐藤正午「ジャンプ」◎。
北野をインタビューしたのは渋谷陽一なのだが、この程度とはがっかり。「コマネ
チ2」の方が良かった。佐藤正午を読んだのは「永遠の1・2」以来20年ぶりぐら
いだが、小説のムードは同じである。色々と考えさせられる話しだった。でも、
2000年のベストは白石一文「一瞬の光」で、ずっと上だと思った。好みの問題
かもしれないが。
2月12日(日)
覚えてない。酔っ払っていたのか。
2月12日(月)
仕事がはねてから家の近くのスーパーで買い物をしているとリエから携帯に電話
がある。
「今、どこ? 私は家に帰ったとこ」
「スーパーで主婦してる。今から帰って夕飯作るつもりだった」
「やっほー! ワインも買ってきて」
ステーキを焼いて野菜を炒めて赤ワインで前菜とし、そこからパスタを作る。6
分物のスパゲッティを、大蒜とアンチョビとバジルで炒めて出来上がり。旨かっ
た。
VCDで「アンジェラの灰」を見るが、あまりに悲惨なので僕は中座して読書。
原作を読んだリエはユーモラスな部分や人々が親切にしてくれる所が全て端折ら
れていると指摘。
2月13日(火)
昼にリエが会社の近くにやってきたので近所の地上波テレビ局ビルの近くにある
ホーカーズの北インド料理を食べさせた。ここ三日ほど立て続けに昼を食べてい
たのだが、彼女も、旨い旨い、を連発していた。秀逸な北インド家庭料理であ
る。これが二人で8シンガポール・ドル、560円である。デザートにフルーツ
を山盛に食べて2ドル、140円。二人で千円にも満たない。これがロンドンな
ら70ポンド、1万円を超えることは確かだ。
夜、試写会のチケットをもらったのでリエとドービゴー駅近くのプラザ・シンガ
プーラの映画館でジョン・トラボルタ主演「LUCKY NUMBER」を見た。○。
原作は誰か確かめなかったが、テイストとしては完全にエルモア・レナード節で
ある。
主人公は地方のテレビ局のお天気オジサン、トラボルタである。彼はスノーモー
ビルのショールーム経営者でもあるが、金に困っている。そこで宝籤の八百長を
企てる。これが成功しそうになりと欲の皮の突っ張った人間がぞろぞろ増えてい
き、大変なことになる。下品で強欲な人間のオンパレードの、エルモア・レナー
ド節で笑わせてくれた。
リエは映画の後でラジオ局に行った。最近、モデルの仕事で知り合った女性から
シンガポールのテレビ・ドラマで日本人女性の役が周り、そこで知り合ったFM局
のDJから誘われたのだ。
ギャラリーや美術館からのオファーも続き、ご満悦のリエである。
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