戸田光太郎の21世紀日記 2001年

2001年2月1日〜2月2日

2001年
2月1日(木)

6時前に起きてホテルのバスタブに浸かる。
タクシーを拾って最寄のJR駅に行き、東京駅から新幹線でのぞみで新大阪へ、更
にこだまで新神戸へ。
ミーティングをしてから大阪でもう一つミーティング。とんぼがえりで東京へ。
車内でバッテラ寿司にビール。
オフィスからの要請でN社長は東京駅の大丸でフランスパンを購入。
N社長のT社には元レーサーの日本人Nさん(僕もロンドンでお会いした)が始めた
インターネットのワイン屋さんとのお付き合いでケース単位のワインが入ってき
ている。ところがN社長は酒を飲まない。余ったワインをネタにT社では社内飲み
会が定期的に行われており、今晩のそれに僕も参加できたのである。
東京駅からタクシーでオフィスに戻ると会議室からポトフのぐつぐつ煮える匂い
がした。
バッテラ寿司にビールを摂っていたので、それほど空腹ではないが、メンチカ
ツ、レタスをドレッシングで和えたサラダ、寿司、野菜スティック、ポトフ、と
つまんでいき、ワインを空け、座談する。
食後、インターネットで社内メールと個人メールと自分のHPをチェックする。
ホテルに向かう途中、飲み足りないのでコンビ二で清酒と焼き蕎麦を買って深夜
番組を見ながら流し込む。
過食。
深酒。
非常に健康的だ。

2月2日(金)


いつもモーニング・コールの前に目覚める。
N社長に電話して9時前に出社させてくれ、とお願いする。
本日は最初のミーティングが10時なので9時半に会社を出ることになっている
のだが、僕はシンガポールに定例資料を正午までに提出しなければいけない。
突貫工事で9時20分にインターネットで送り、9時半にはオフィスを出た。
10時に京橋でミーティング。
その後、僕は八重洲ブックセンターで降ろしてもらって本を渉猟する。
2000年のベスト・ワン「一瞬の光」を書いた白石一文の新作があればな、と
思って入ったら、あったので驚いた。早速購入する。
その他あれこれ買った。
N社長の車が迎えに来て次のミーティングへ。
オフィスへいったん戻って今度は白金へ。ミーティング。
会合の後でタクシーを拾ってN社長と新宿へ。
もっと正確には新大久保になるのかもしれないけど、職安通りに向かう。
昔はここで労務者が血を売っていた。今では韓国料理屋の通りになっている。
「ドン・キ・ホーテ」ディスカウント・ショップの近くにぼろぼろぼ民家のような
焼肉屋があり、ここに皆が集合していた。その二階が会場だ。
貧乏下宿のような部屋である。汚れた襖。煤けた天井。仏壇の前に座って焼肉を
食べた。
パリに駐在されていて僕がいたロンドンのテレビ局に大勢で見学にこられたこと
もあるTさんが奥にいた。奥さんもいた。パリの牧場で年次パーティーがあった
時によんでくれたことがあった。いい天気の日で、Tさんは寿司を握り、奥さん
は着物でお茶をたてた。フランス人は大喜びだった。
久しぶりだ。
ミュンヘンに駐在していたKさんもいる。ミュンヘンで白アスパラを旬の時に食
べたし、あのパリのパーティーにもいらした。
この焼肉屋を嗅覚で見つけ出してきた、世界を放浪したカメラマンの話が面白
かった。
美人歯科医も後で参加して、楽しい夜はふけていった。
明日はシンガポールだ。





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