戸田光太郎の21世紀日記 2002年
- 2002年1月13日〜17日
2002年
1月13日(日)
- 遅く起きてご飯を炊いて福岡土産の明太子を食べる。旨い。
54番のバスでリエと大丸リャン・コート4階にあるインドネシア流マッサージの店
に行く。
非常に気持ち良い。
店を出て伊太利亜料理屋でパスタとワインとエスプレッソ。これは美味しかったが、
簡易レストランにしては安くも無い。
よく考えてみると、この週末もお金に羽が生えているように財布が軽くなった。いつ
も銀行口座は「マイナスにはならない程度」という状況である。
ちょっと真剣に考えてみた。週末、僕はいくら使うのか?
- 金曜日の夕食 約120ドル
映画 20ドル
洋書とCD 50ドル
ハードロックカフェ 50ドル
タクシー 10ドル
チキンライスの昼食 15ドル
紀伊国屋書籍 150ドル
リエ衣服 250ドル
光太郎衣服 100ドル
映画 20ドル
串焼き 70ドル
映画 20ドル
タクシー 10ドル
バス往復 5ドル
マッサージのチケット 200ドル
食材購入 100ドル
イタリアン夕食 100ドル
タクシー 5ドル
- ざっと1,295シンガポール・ドルも使っていた。これは本日のレートで92,90
4円ということで、毎週こんな感じで使っているとすると1ヶ月に371,616の
出費になる。いやあ、いつもそんなには使ってないとは思うけど、出張続きの僕が今
週末は本当に久し振りにリエとシンガポールにいるので特別なのだとしておこう。
しかし、ヨーロッパや日本やバリにも旅行してるしなあ。こういう調子で乱費してい
るので銀行に残高がないのだ。いかん、いかん。
この馬鹿げた金の使い方はバブルの頃に身についてしまったのだろうか。ちょっと2
年前のように引き締めなければ問題であろう。
2002年は清貧だ。
清く、貧しく。
ボルドーのボトルを開けて、リエとコンドミニアムのプールサイドのデッキチェアー
で飲んだ。プールがブルーにライトアップされ、その背景に椰子の木や真紅の南国の
花が咲いていて非常に美しい。
1月14日(月)
- アメリカ本社から役員が来ているので慌しい。
1月15日(火)
- アメリカ本社から役員が来ている上に2月2日の音楽祭が近づいてきたので慌しいこ
と甚だしい。
夜、リエが部屋を綺麗に掃除して、夕食も作ってくれていた。スパゲティーとサラダ
とボジョレー・ヌーボー。非常に旨い。スパゲティーを茹でてからオリーブオイルを
たらして寝かせておく、というような裏技まで使っている。
1月16日(水)
- 日本の某有名歌手を2月2日のイベントに呼ぶか、ということをシンガポール本社で
タレント渉外担当者と制作部トップの英国人と詰めていく。
受け入れ側は整ったので東京のT社N社長が某有名歌手の事務所に出向いて条件を話
す。
夜、帰宅すると部屋は綺麗に片付いていて、リエはビビンバとスープを作ってくれて
いた。旨い。
リエは画廊が休みだったので「プールで泳いで、読書して、お昼ねしていたら、もう
夕方。幸せな一日だった」という呑気な人生である。
携帯から東京のT社N社長に電話する。
やはり某有名スターは、付き人など合計20人はシンガポールに連れてくる必要があ
るらしい。色々と条件があるのでそれは明日の朝、また制作部と検討することにす
る。ひょっとしたら彼女はシンガポールに来るかもしれない。
1月17日(木)
- 制作部と大物歌手の条件を検討する。
ほとんどクリアできそうだが、シンガポールには黒塗りの長いリムジンがないので、
それで空港まで送迎することは出来ない。また、20人も入る大きな楽屋は会場で調
達することは出来ない。この二つ以外は大丈夫だとのこと。
ところが事務所側によると、大物歌手はスタイリスト、ヘアメイク、衣装、メイク
アップアーティスト、ネイルなどなど10人はスタッフがいて、彼らは必ず楽屋(ド
レッシング・ルーム)で待機する必要があるのだという。彼女は空港に到着してプレ
スに囲まれた時の服、リハーサルの時の服、インタビューされる時の服、赤絨毯を歩
くときの服、ステージ上の服、会場で着席している時の服、と何着も着替えて、メイ
クやヘアもその都度変えなければいけない。スタッフは大忙しなのである。
当日のチケット争奪戦が始まり、こっちも大変なことになっている。
帰宅は遅くなった。
リエは友人の誕生パーティーに出かけている。
パスタを茹でて明太子を絡めてビールを飲む。
清貧、清貧。
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