戸田光太郎の2000年日記

2000年12月22日〜24日

2000年
12月22日(金)

リエの御両親と弟さんがシンガポールに到着する。
僕は有休を取って準備した。まあ、実際のところ、出社してしまったのだが。
夕方、オーチャード・ホテルに三人がチェックインしたと連絡が入る。
本当は戸田コンドミニアムに宿泊してもらいたかったのだが、パッケージでホテ
ル込みの方がフライトだけより格安なのだという。
リエとホテルにお迎えにあがり、タクシー2台に分乗してクラーク・キーに向か
う。
この景色は彼らの福岡は中州と似ている。
レストランが多く入る「リバーサイド・ポイント」の川に面したテラスで中華を食べ
た。
酒酔い海老、ブラック・ペッパー・クラブ、オマール海老、豆苗もどきとブロッコ
リーと帆立と大量のビールなど。
ボート・キーまで全員で散歩してからシンガポール風屋形船でツアーして、マーラ
イオンのショットを押さえてからホテルにお送りする。
明日は市内観光のツアーがついているというので、リエとでジョインするのは夕
方だ。

12月23日(土)


部屋を片付け、クリスマスの飾り付けを仕上げた。
ロンドンで買った装飾灯も点滅した。
夕方、リエは御両親と弟さんを拾いに行き、僕はコンドミニアムに残って食料を
テーブルに並べた。
生憎の雨の中、到着した家族をプールサイドやテニスコートに案内しているリエ
が上から見えた。
三階の部屋もぐるりと案内する。
シャンペンを抜いた。
青いプールや椰子の木が見える白いレザーのソファーに御両親を座らせて乾杯。
南国のナッツをつまんでもらっているうちに僕は小口に切ったステーキやサラダ
を並べた。
白ワインや赤ワインも抜く。
落ち着いてから周辺を散歩してからタクシー2台でナイト・サファリへ行った。
親孝行の一日。

12月24日(日)


10時の集合でホテルで御両親を拾ってタクシー2台でセントーサ島へ。
ワールド・トレード・センターからケーブル・カーで島に移動し、蝶々の館を眺め、
アンダー・ウォーター・ワールドを見学。
ここは圧巻である。
ワールド・トレード・センターに引き返し、タクシー2台でチャイナタウンに行
く。
散歩して、豆腐料理を肴にビールを飲み(満腹になってはいけない後半のプログ
ラムである)、リトル・インディアを探索し、15:30に、予約しておいたラッ
フルズ・ホテルのティフィン・ルームでハイ・ティーに向かい、まず、女性群はラッ
フルズ・ホテルのショッピング・アーケードを覗いているうちに男性群は裏手の庭
のバーでバーボンやマティーニやシンガポール・スリングを飲んだ。ハイティーが
始まるとティフィン・ルームに移動し、クリスマスだからと、シャンペンを抜いて
もらう。
全員、たらふく食べた。
弟さんは残って戸田コンドに宿泊するのだが、御両親は今夜帰国する。リエと義
母はショッピングに行く、と元気で、東大の院で人類生態学を専攻しているとい
う弟さんは植物園や博物園に行きたい、というので、明日から出社で疲れ気味の
義父と僕は戸田コンドに引き返して仮眠して、VCDを見てお茶してから夜、ホ
テルに戻り、お別れした。お二人とも楽しんでおられたようで何より。
リエはほとん一年ぶりに両親に会って歓んでおり、また、帰ってしまったので寂
しがっていた。
でも、まだ幼少の頃からの「マブダチ」だった弟さんはシンガポールに残っている
ので大丈夫だ。
リエと義弟と僕の三人はタクシーを拾って戸田コンドに帰った。







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