戸田光太郎の21世紀日記 2001年
- 2001年8月11日
2001年
8月11日(土)
- 起きてからリエは念入りに準備して浜へ出た。プールサイドでビーチタオルを二
枚ずつ借りて。
ビールと水を補給しながら、くつろぐ。
浜に白人の青年がいて、椰子の葉っぱで器用に帽子を編んでいた。
僕は近づいて「どこで習ったの?」と聞いた。
「ブラジル」
「ブラジル?」
「ブラジルに住んでいた時にハワイの人間から習ったんだ」
「アメリカ人に見えるけど」
「そうだよ。ハワイから来てる」
「ここは長いの?」
「いや。インドネシアから到着したばかり」
「向こうは長かったの?」
「半年くらいかな。滞在費は安いは安かった」
不思議な青年である。見事に帽子を編み上げた。
昼食はホテルで。リエはパイナップルに入った焼き飯。僕はアジア系ヌードル。
また浜に出て読書。
スパに行って予約をし、近隣の島への旅行も予約した。
16:00にリエはスパに行く。
僕はバンガローに戻って読書。
リエが帰ってきた。客が多くて大忙しで、サービスは大した事ない、とのこと。
レストランを予約する。
17:30にタクシーを呼んでレストランへ。400バーツ。
非常に雰囲気がいいタイ・レストランで、海に張り出している。眺めがいい。
日本人のOLや家族がちらほらいる。
シンガポール人団体と正装した白人集団がいる。
18:00頃から日が傾いてどんどん雰囲気が変化していく。
料理はまあまあである。
恋人を助手席に乗せた町の兄ちゃんの運転するティクティクを交渉して60バー
ツで、ショッピングモールOCEANへ行く。リーバイスに昨晩会ったもう一件
のOCEANのリーバイスで働く元気なお姉さん店員に出くわす。ここでは買わ
ず、歩いて
もう一つの、昨日訪れたOCEANに行き、水着とTシャツをリエに買う。帰り
にオープンカフェで生バンドを聞く。二人のフィリピン人の女の子がブリトニー
やアバを歌って可愛いかったが、次のシンガポール人の中年グループが見苦しく
て、二―ル・ダイアモンドばりに声を張り上げるボーカルの口にする冗談が寒
かった。彼が頭を剃って黒装束ででも歌えばいいのだが、休日のサラリーマンみ
たいな格好なので、とても舞台に立ってはいけない人なのである。
23時にまた二人のフィリピーナ・ギャルが戻ってきたところで、リエと僕は帰途
につく。
途中、タイ製のテーブル敷きなどを購入する。
色々と交渉しているうちに、なんだかやる気のなかった店員バイトみたいな奴
が、
「僕ら友達、100バーツは二人で飲むビール代だから負けられない」
と突然友達発言したのに負けて、適当な値段で折り合う。
ティクティクを300バーツで交渉してチェディに帰る。
部屋に戻ると12時半。
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