シンガポール本社からイタリア系英国人副社長Oが来て一日ブレイン・ストーミン
グ。昼は弁当でそのまま一日セッションに終始。
近所の韓国料理屋で一人、夕食。ここは二度目だが、絶品。旨い。
僕は残業してまた最後の一人。フェリーで帰ろうとしたら雨が降ってきたのでMTR
(地下鉄)で帰宅。地下鉄だと香港島のエスカレーターの終わりにある自宅までほと
んど濡れないで辿りつける。
アメリカ人と中国人のハーフKがイタリア系英国人副社長Oのレッスンを受けてい
る。昼は全員で近くの日本料理屋に行く。不味い。イタリア系英国人副社長Oは旨い
旨いと食べていた。
夜はKとOと僕の男三人で近所のパブで飲み、南アとスペイン戦を見た。
僕はパブを出てからは九龍半島突端で不味い中華を食べ、ご機嫌なデキシーをやって
るJAZZライブハウス「ネッド・ケリーズ・ラストスタンド」でビールを飲み、ス
ターフェリーまで歩いて香港島の輝くパノラマを楽しみながら対岸に渡った。香港島
MTR駅ビルを通り抜けてセントラル駅を抜け、エスカレーターに乗り、途中のパブ
で飲んで帰宅。
忙しい。
リエから電話。イランでテレビ取材する仕事が舞い込んできたとのこと。彼女はペル
シャ語が出来る。また香港に来るタイミングが伸びるかもしれない。
昼になると香港オフィスの人々は「いっしょに飯しよう」と誘ってくれる。シンガ
ポールとは違う。向こうは全員忙しいのでデスクでサンドイッチを食べたり、さっと
二人くらいで出かけて食べたりだったが、香港では皆で仲良く「家族のように」食べ
るのだという。日本でサラリーマンしていた遥か昔のことを思い出した。K部長とか
I課長とかにぞろぞろついて昼食して、お勘定の時になると僕ら新入社員がお釣りを
計算して清算後にオフィスに戻った先輩方に配って回るのだった。
帰宅はスターフェリー。
忙しい。皆での昼食も断った。「今日は、御免、W杯の日本対チュニジアが始まるま
でに片付けたいから」
で、14:30にオフィスを出て近所のアイリッシュ・パブ「オックスフォード・
サーカス」で観戦。
後半、森島と中田がゴールを決めてパブは大騒ぎ。かなり日本人もいたし、香港人は
ほとんど全員、アジアの同朋である日本を応援していた。
酔っ払ってオフィスに戻ると東京から電話。盛り上がって喜んでいる。
福岡の実家からいったんシンガポールに移動したリエの携帯に連絡すると、彼女もモ
ハメッド・サルタン通りのパブで観戦していたという。シンガポール人も日本を応援
し、大いに盛り上がったようだ。
仕事の後で「TGIフライデー」で韓国対ポルトガルを観戦した。これまた韓国の勝
利にアジア同朋として香港人は大喝采していた。この試合、韓国の神様が仕組んだと
しか思えない。ポルトガルは二人にレッドカードが出たし、ほとんど入りかけたゴー
ルが二・三回もあった。
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