戸田光太郎の2000年日記

2000年3月16日

２０００年
３月１６日（木）

正常だ。７時起床。バスタブに浸かり、パッキングし、チェックアウトし、タク
シーを拾って京成上野からスカイライナーで成田へ。
空港第二ビルで寿司を握って貰い、冷酒を飲む。堪能。
店内にテレビ番組｢タモリ倶楽部｣の｢廃盤コーナー｣で出演していた佐々木だかな
んだかというプロデューサーだかなんだかの髭の禿げた中年男がいた。レジのオ
バサンに対する言葉づかいが丁寧だった。いい人なのだろう。
留守番しているリエのために日本食材や彼女の好きな吉本ばななの新作長編を買
う。
１１：３５発のＪＡＬで、１８：００頃にはチャンギ空港に到着。タクシーでホ
テルにチェックインしてからすぐラウンジのインターネットで東京へ礼状等を送
る。
ファックスが届いている。アメリカの映画会社の件。
部屋でバスタブに浸かる。
少々休んでから、ちょっと大袈裟だがスーツに着替えてぶらりと歩いてラッフル
ズ･ホテルのロビー右手のライターズ･バーでビールを飲む。
くつろいでから、上階のロング･バーに移って、ここが発祥の地のカクテル｢シン
ガポール･スリング｣を試す。
不味い。甘い。べたべたしている。需要があまりに多いので、カウンターの内側
で大量に作り置きしていた。観光用になってしまったのだな。一口啜って残し
た。高い。馬鹿なことをした。旨い｢シンガポール･スリング｣はシンガポール国外
で飲む方がいいだろう。
軽く中華を食べて部屋に戻る。
なんだか疲れた。
また明日はロンドンに飛び立つのだ。

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