戸田光太郎の2000年日記

2000年3月17日

２０００年
３月１７日（金）

皮肉なことに、旅の最後になって朝９時まですっきり眠れた。
ああ麗しき睡眠時間よ、汝は天使なり！
朝食を最上階のビジネス･ラウンジで摂る。係りのシンガポール女性が非常に忙し
そうに立ち働いている。
このホテルは非常に快適だった。
部屋に戻って歯磨きとパッキング。
１０時にはチェックアウト。
ホテル前に駐車していた純白のメルツェデスで空港に向かう。
またまた臨席をブロックしてくれたら感謝する、とグランドホステスに言ってシ
ンガポール航空にチェックイン。
本屋では目を付けていたハードカバーを２冊購入。
｢Consumer behavior in Asia｣と｢Branding in Asia｣。アジアの消費者行動とアジ
アでのブランド戦略の本だ。
上階でインドネシア料理を食べる。ビンタン島で食べたソト･アヤムが食べたかっ
たのだが、出来ないというのでラクサを食べた。これはこれで旨い。タイガー･
ビールの大瓶を飲む。
飛行機は３０分遅れの午後１時に離陸した。シャンペンを飲んでからシンガポー
ルの薬局で買ったスイスの睡眠薬｢Benocten｣を飲む。本当はアルコールとの併用
はいけないのだろうが、まあ、いい。
３席分に体を横たえて爆睡。
目覚める。東京で買った本を読み倒す。
つんく著｢ＬＯＶＥ論｣。△。つんくは本気でプロデュースしていることがわかっ
た。眼力がある奴だ。ＡＳＡＹＡＮや｢モー娘｣を見ていない人には全く無価値な
本。
機内食を突ついてまた爆睡。
目覚めて２冊目、松本人志著｢松本坊主｣読了。△。これまたダウンタウンを知ら
なければ無価値の本。御大、渋谷陽一がインタビューしているのに余り面白くな
い。糸居重里の矢澤永吉インタビュー｢成り上がり｣は名作だった。
また爆睡。
目覚めて山田美保子＋やくみつる著｢芸能劇場｣読了。×。これは１９９９年の芸
能界に通じていなければ無価値の本。
日経とNewsweekとTIMEとBusiness Weekを立て続けに読む。気になるのは台湾の総
統選である。
ＭＩＹＡさんに頂いた｢季刊・本とコンピューター｣を読了したら、遂に読む物が
なくなった。悲しい活字中毒者。
同日夕刻、ロンドン到着。
リエが迎えに来てくれていた。嬉しい。
タクシーを拾って帰り、家の近くでタイ料理を食べる。

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