戸田光太郎の2000年日記

2000年4月29日〜30日

２０００年
４月２９日（土）

久々の素晴らしい天気。
リエとハイドパークを散歩。
キュー･ガーデンにも足を伸ばす。
おにぎりと卵焼きの弁当を作っておいた。赤ワインもプラスチック容器で持って
きた。
５年前の取材以来のキューである。久し振りにノース女史の絵画を見た。京都や
横浜の絵はやはり興味深い。ビクトリア時代の女性の行動力としては凄い。
帰りはセント･ジェームス公園へ。橋の傍の水鳥の巣は消えていた。あんなに一生
懸命作っていたのに流されたか。
中華街で二日続けてフッケン･フライド･ライスを食べる。
かなり歩いた。帰るとへとへとで爆睡。

４月３０日（日）

朝は納豆。オクラと大根おろし。そして昆布と鰹出汁で、大根の味噌汁。
ジョギング。本日よりまたまた禁酒。
朝から晩まで原稿を書く。それでもようやく２０７枚。書き直しで足したり引い
たりしているから進まない。あと５０枚は必要だ。へとへとなのに頭が冴えて眠
れない。
夕方は作り置きの茄子のカレー。大蒜で炒めた豆苗。
近衛秀麿著｢風雪夜話｣読了。☆。奮発して久々の星印である。明治生まれの音楽
家による痛快なエッセイ。景山民夫の｢普通の生活｣が☆でピカ一だが、この本は
構成がばらばらなので次点に。それでもブルガリア皇帝とのやりとりの話など、
グッときた。もっと彼の書いたものを読んでみたいが、インターネット上の情報
は皆無に近い。伊丹十三著｢ヨーロッパ退屈日記｣☆は、この次くらいに来る。
酒を飲まないので頭が冴えて朝六時前まで原稿。

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