戸田光太郎の2000年日記

2000年9月15日

２０００年
９月１５日（金）

６時過ぎに目覚めて２４時間オープンの韓国料理屋でビールとカルビ･ビビンバ、
カクテキというヘビーな朝食。
ホテルに戻って風呂。
ミーティングのキャンセルで時間が出来た。
タクシーで神保町に出て書泉グランデや三省堂や子供の頃から通っていた古本屋
を渉猟する。
ふと買い過ぎた。特に文学全集のゾッキ本が１００円とか２００円で、例えば小
林秀雄の代表的な作品が８ポ２段組で５００ページという形で買えるのだから、
買わないわけにはいかないじゃないか。谷崎も買ってしまった。柳田国男も。
今の世の中、誰も文学になんか興味ないのだな、と思う。
手が千切れるほど重くなっても千円でおつりが来る。
またタクシーでＴ社へ戻った。
皆で｢天庄｣の天丼を食べる。旨い。
食後仕事してタクシーをホテルまで走らせて待たせ、スーツケースをピックアッ
プして乗り込む。
京成上野駅にいくと、まだ１５：００前だというのに次のスカイライナーは
１５：３０だといわれる。
やれやれ、ここには何の娯楽もない。
アートコーヒーでアイスコーヒーとホットドッグ。
ホームに降りて｢駒形どぜう｣で定期出版しているパンフレットを読む。
この店は｢東京下町文化事業｣的なことまで押さえようとしているようだ。それを
臭いという人間もいるようだ
が、料金は安く、美味しく、風情があるので、また行こうと思う。
スカイライナーが着いてからは座席でラップトップにこの日記を書く。
また成田の本屋で数冊買ってしまった。
シンガポールに向かう。

---

＜表紙に戻る＞

＜2000年日記トップページに戻る＞