戸田光太郎の2000年日記

2000年10月4日〜5日

２０００年
１０月４日（水）

会社にリエからウロタえた電話がある。
ロンドン大学の卒業論文をカラー印刷する件だ。英文はロンドンの英国人に金を
払って頼んでメールでやり取りしたのだが、内容が中国陶器についてなので、デ
ジタル・カメラで撮影したものを貼り付けて処理する必要がある。デスクトップ
で処理していたのだが、近くの印刷屋にデスクトップを丸々運ぶか、デスクトッ
プの内容を、ＺＩＰを買ってきてラップトップに移動して印刷屋に持ち運ぶか、
ＺＩＰで持ち込むか、などと考えて提案する。
メールで印刷屋に送ろうとしたのだが、容量が大きすぎて駄目だったのだ。
会社から大急ぎ、タクシーで帰ってみると、リエはけろりとしていた。
電気屋でエプソンのカラー印刷機を買ったのだ。
僕に電話した時は大理石の床に涙をぽたぽた落としながら世界中で一番不幸な人
間だと思っていたというから、ドラマチックな人生である。
南都で夕食。天麩羅そば、きのこスパゲッティ。
接続ケーブルを購入して帰宅。
デスクトップにプリンターを接続して印刷が成功した。

１０月５日（木）

朝６時起きでシャワー。
６時半にタクシーが迎えにきて（ベンツだ）空港へ。
本日は日帰りでインドネシアのジャカルタに行くのだが、その先はシンガポール
経由で成田まで行くので、荷物は朝のチェックインで、きちんと成田に行くよう
念押しした。
朝８時半にジャカルタに着く。
約束の１０：００より早く日系某社に着く。
運転手付きのベンツで送ってくれる。
勤務するテレビ局のジャカルタ事務所に到着。
静かだ。
隣のショッピング・センターでソト・アヤムを食べる。
VCDの映画ソフトは４万９千ルピアだ。７００円くらい。
Carrefourというスーパーが中に入っていた。唯一のハイパー・マーケットだとい
う。Ｂ１の食料品売り場では寿司を売っていた。この界隈をちょっと外れると路
上屋台が並ぶ。もっと外れると未舗装の道路が増え、人々はよれよれの姿にな
る。
事務所に戻り、インターネットで会社のメールにアクセスして返事を書く。
インドネシアのDが戻ってきた。僕がインドのゴアで演じたイパネマの娘女装写真
を送ってくれたI嬢もやってきた。元気な子だ。
道々、Ｄの運転するトヨタｎｏ４ＷＤの中で色々と話したが、その中身はＰＨＰ
社の雑誌｢ＶＯＩＣＥ｣のテーマ・エッセイ（多分、１１月に発売の１２月号）で
書いているので、そちらを参照されたし。
英国に住んでいた時によくお会いしたＫ社長がジャカルタの社長になっていたの
でご挨拶。
またＫ社長が運転手付きで僕を車で空港まで送ってくれた．
｢この国では日本人は運転しちゃいけないんですから｣とＫ社長。｢でも月に払うの
は５０ドルですからね｣
一時間早い便でシンガポールに戻る。バッグが成田に向かったか心配だったが、
大丈夫のようだ。
シンガポールで買い物する。｢asian advantage｣というマーケティング関係の本。

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