戸田光太郎の2000年日記

2000年10月16日〜22日

２０００年
１０月１６日（月）

早朝出勤。
大きな契約を準備する。最新の注意を払って。
相手方の沈黙が気になる。
英国人CEOに呼ばれて説明。

１０月１７日（火）

相手方から返事が来ない。
英国人副社長がCEOにへこまされて、僕も英国人ＣＥＯに尋問される。

１０月２０日（金）

インドネシアで体験したことを上海の調査会社の女性取締役社長に連絡したら、
こんな返事がメールで来た：

｢中国もインドネシアと同じような状況です。メイドを雇うと１ヶ月５００元
（６５００円）位。運転手さんも１０００元くらいで雇えます。私の知合いの上
海在住の女性も、東京からお金をもらってアジアの国で女王様のような暮らしを
したいって言ってました。また、戦前に満州にいたような人々（おじいさんと
か）がリタイアした後、青春時代を過ごした中国の東北地方へ留学生として戻っ
てきているということも聞いたことがあります。
私は今日の夜からその東北部の長春へ出張します。日本人の同僚の話によると東
京の九段下みたいな建物があるらしいです。先週末は青島へ行ってきました。青
島もいいところです。但し、中国の最大の問題はソフト面。日本の価値観を持っ
て行動していると結構いろんなことが起こります。それでは、また｣

モスクワにいるHさんもそうだが、こうやって世界に散らばっている仲間と世界観
を検証してみるというのもなかなか楽しい。
りえが大学から論文に対するいい返事をもらってほくほく。
良かった。

１０月２１日（土）

リエとシンガポールの美術館に行く。東南アジアの現代絵画。伝統を唾棄してい
るものは面白くないのだが、それは日本人がフジヤマ＆芸者を嫌ってパリの街角
を描いたのと同じ心理であろう。
帰宅してリエは勉強、僕は原稿書き。

１０月２２日（日）

リエは勉強。僕は原稿書き。

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