戸田光太郎の2000年日記

2000年10月23日〜27日

２０００年
１０月２３日（月）

リエの面接の日。
餃子屋で夕食。
帰宅してワインを空ける。

１０月２４日（火）

会社の後、南都で待ち合わせ。茶碗蒸に刺身と天麩羅と日本酒。
映画を見る。｢ＴＩＭＥ　＆　ＴＩＤＥ｣（順流逆流というような原題）という香
港製のクライム・スリラー。フランスのフィルム・ノワールやＭＡＴＲＩＸや
色々な影響が出ていて、ざらっとした映像の秀作。語り口もフレンチしている。
背景の猥雑な香港がいい。僕の定宿や空港や街並みがそのまま銃撃戦の舞台と
なっているが、香港映画人のゲリラ撮影根性は凄い。

１０月２５日（水）

早めに会社を出て高嶋屋四階の三省堂でリエと待ち合わせ、ベトナム料理。不味
い。味が落ちた。高いし。
紀伊国屋に寄る。
オーャーード通りを散歩。
ハードロック・カフェに行く。
白ワインを飲んだ。
またサマーセットまで散歩。
いやに白人の多いパブに入ると、耳にピアスをしたアメリカ人クリエーターＪに
会う。東洋人の男と一緒だ。
やはり、ゲイだったのだな、彼は。
リエが酔って荒れた。

１０月２６日（木）

シンガポールの祝日。
二人ともひどい二日酔い。
もう二度と飲まない、とリエは宣言した。
南都で昼食。天津丼。まずい。海老フライカレーもまずい。
もう南都はやめにしよう。
タクシーで市内のスパに行く。暗いし、高いし、おばさんマッサージ師は事務的
だし、バンタン島のスパの典雅さに比較できない。
ボートキーから船に乗る。
大丸の紀伊国屋に寄る。
ここにもインドネシア・マッサージがあった。いつか試すか。

１０月２７日（金）

忙しく働く。
夜、９時近くになってしまって、先に食べてくれと連絡したが、リエは不貞腐れ
ていた。
僕はご飯を炊いて、納豆。肉と野菜を炒める。
旨い。
自分で作る簡単な飯が一番いい。

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